- 「ニコニコ大百科を一冊の本にする」 -
そんな目標を持って製本企画「ニコニコ超百科(物理)」はスタート。二つの展示物を製作しました。
製作過程などを写真で振り返っていきます。
ニコニコ超百科(物理)
「約34万記事を1冊の本に見立てる」ことに注力した「ニコニコ超百科(物理)」(通称:「大製本」)。
ギリギリの中完成した、超百科(物理)のおっきい方です。
コンセプトと大きさの根拠です。(実際に会場にあった説明パネルより)
実は一日目と二日目ではひゃくらぼブース内で位置が変わっています。二日目はブースの奥に行き、小製本(後述)が前に出たおかげでひゃくらぼに足を止める方が多くなりました。
卓上版・ニコニコ超百科(物理)
一方こちらは、「実際に本にする」ことに注力した「卓上版・ニコニコ超百科(物理)」。上の「大製本」に対して、こちらは「小製本」という通称で呼んでいました。
ニコニコ大百科に登録された約34万の記事の中から1095記事をチョイス。「できるだけいろんなジャンルの記事を載せよう!」という方針に基づき、ニコニコ動画のカテゴリタグとして指定されている30ジャンルを中心に40ジャンルを指定。各カテゴリごとの総再生数の比率を参考に、掲載記事数を振り分けました。
どんな記事が載ったのかは、ひゃくらぼ公式ページ内にオンライン目次を設けましたのでご覧ください。
A4サイズ、全5769ページというだいぶやばい量になったものを、ひゃくらぼメンバーが手分けして印刷。4月某日、都内某所に各自持ち込みました。すべてを積み上げると厚さは25cmくらい。これを5巻に分冊して、手作業で製本します。
ボンドとホットメルトを駆使して、背固め。5cm厚を一気に固めます。アイロンが火を噴くぜ!
表紙・背表紙・裏表紙となる部分は別で作ります。厚紙の基盤を色紙で包み・・・
二日目展示中の様子。多くの方々に手にとって読んでもらえました。
当日は来場者の方に付箋を付けてもらいました。みなさんのおかげで付箋いっぱいに。
超会議終了後はニコニコ大百科運営の未来検索ブラジルさんに寄贈することになりました。玄関に置いて読めるようにするとのこと!
あとがき・御礼
右も左もわからない状態から「実際に本にする」ことだけを目指して突き進んできました。完成に至るまで色々と回り道もありましたが、無事に完成したものを超会議にお届けすることができ、本当に嬉しく思います。
当日「ニコニコ超百科(物理)」をご覧になった皆様、「卓上版・ニコニコ超百科(物理)」を手にとって下さった皆様、当日来れなくとも影から当企画を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!